計算機として使う


プログラムとは、簡単な計算の集まりであるとも言えます。
習うより慣れろ!という意味でも、まずは、ひまわりを計算機として、使ってみましょう!

簡単な計算

1+1を、求める。

 ひまわりに、計算させるのは、簡単です。例えば、1+1を計算させましょう。

ひまわりに計算をさせるには、
(1+1)と、表示。
と、たった、これだけ書くだけです。さぁ、早速、実行させてみましょう。
実行させるには、上の図の実行ボタンを押すか、メニューから、[実行]-[実行]を、クリックします。

※ちょっと待ってください。マウスに触るのが、面倒ですよね。そんなときは、ファンクションキーの[F5]を押してください。

実行結果を見る

以下のように、真っ白い画面に、とだけ、表示されれば、実験は成功です。
ヤッター!! <実験成功だ〜〜〜!


結果表示2〜メッセージボックスを使う〜

 こんなだだっ広いキャンバスに、小さく「2」と表示するだけでは、申し訳ないと思った貧乏性のあなたには、とっておきの表示方法があります。一番初めに覚えた命令「〜と、言う」を、使うのです。

 (1+1)と、言う。

 実験は成功しましたか?

複雑な計算

計算大好き!
たとえば、以下の計算をさせて見ましょう。
((3+4)×3+(20+4)÷4+50)を、表示。

・・・と、どうでしょう?
あっさり、77と、答えが出ましたよね。便利ですね、パソコンって。素敵ですね、ひまわりって。

消費税を計算させよう!

 さて、上のような適当な計算でも、正しい答えを出してくれるということが、分かったなら、さっそく、商売に応用しましょう。それが、商人の鉄則です。
 これは、2001年8月に書いているので、消費税は、5%です。
(いえ、正確に言うと、消費税の税率は4%で、地方消費税の税率は1%。よって、消費税と地方消費税を合わせた消費税等は、5%です。)
 例えば、あなたが、(その昔会計係をしていた)噂のあの子と街で偶然出会ったとします。そして、一緒に、美味しいパスタの店で、700円のカルボナーラを、食べたときの計算です。
(700{円}+700{円}×0.05)を、表示。
あるいは、
(700{円}×1.05)を、表示。
うん、簡単ですね。

 ここで、{円}{税率}のように、単位が {・・・} で、括られていますが、この{}を書くと、カッコの中を、無視していいですよ、という意味になります。プログラム言語では、このような説明・注釈を、コメントって言います。コメントは、何も実行されません

もちろん、あなたのおごりだったので、実際払うのは、上の計算×2ですけどね。

計算に使える演算子

計算に使える演算子は、以下の通りです。
演算子 意味
たす
ひく
× または * かける
÷ または / わる
割り算の余り
べき乗
>、<、<=、>=、<>、≠、≦、≧、= 比較
&& かつ かつ
|| または または
これらの演算子を使えば、世の中の大体の計算は出来てしまいます。便利です!

演算子についての補足

さてさて、「3×4」のような計算をさせる方法は、もう分かりますよね?
それでは、12を、5で、割った余りを計算させる方法は?・・・分かりますか?

3×4が、
(3×4)と、言う。
ですから、上の演算子の表を見ながら書いてみると、
(12%5)と、言う。’12を5で割った余りを計算する
の、ように使います。


ここで、覚えておいて損しないのは、
  ・かけ算の「×」は、「*(アスタリスク)」で、代用が出来る
  ・割り算の「÷」は、「/(スラッシュ)」で、代用が出来る
の、2点です。

Windows標準の電卓を思い出してください。

↑にも、「*」「/」などが、使われていますよね。

パソコン初心者の間では、「かけ算、割り算が出来ない!訳がわからない電卓」として有名です。

宿題

プログラムは、漢字の書き取りと同じで、「分かった」と思っても、実際書いてみないと、マスターできません!
■算数のドリルより
以下の計算をして、ひまわりの画面に、答えを、表示してください。

(1) (3+4+5)×6+4
(2) 3×4+23÷4
(3) 28を、3で割った余りは、いくつ?
→答えはこちら

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宿題の答え

(1)  ((3+4+5)×6+4)と、表示。
(2)  (3×4+23÷4)と、表示。
(3)  (28%3)と、表示。