セキュリティレベルの設定について


セキュリティチェックの必要性

 ひまわりを使うと、簡単にレジストリの操作やファイルの削除といったことが出来てしまいます。これを良いことに、ひまわりを使って、悪意のある製作者が危険なソフトを開発したり、悪意がないにしても、致命的な動作を引き起こすことを防ぐために、ver.0.99d以降より、危険な動作に対して、セキュリティチェックをかけることにしました。

セキュリティレベル

セキュリティレベルは、HIGH, MID, LOW の、3段階を設定しました。
HIGH 危険な動作をスキップして実行します。
MID 危険な動作に対して、実行するかどうかダイアログでユーザーに確認をとります。
LOW 危険な動作を無条件に実行します。

初期状態、セキュリティレベルを設定しない状態では、セキュリティレベルは、MIDに設定されています。

セキュリティレベルの変更

セキュリティレベルを変更するには、実行ファイルと同じフォルダに、『security.ini』というINIファイルを作り、その中で、
[実行ファイル名(パスなし)]
security=セキュリティレベル
のように、実行ファイル名と、そのセキュリティレベルを設定します。
または、ランタイムのパスにある、『security.ini』においても、以下のように
[実行ファイル名(パスを必ず含める)
security=セキュリティレベル
実行ファイルのフルパスを指定することにより、セキュリティレベルを設定できます。
業務用アプリケーションの配布等で、いちいち、確認ダイアログを出したくない場合などは、実行の際に、「security=LOW」のオプションを与えて実行します。

INIファイルの例

実行ファイルのパス:C:\Program Files\Test.exe
設定したい動作:危険な動作を無条件に実行したい
作成するファイル:
security.ini
[Test.exe]
security=LOW
このファイルを、C:\Program Files\フォルダにコピーしておきます。

".hmw"ファイルをダブルクリックして実行するとき:

ひまわりプログラム"BackUpFile.hmw"のセキュリティレベルを、Lowに設定したいときは、
security.ini
[BackUpFile.hmw]
security=LOW
の、ように設定します。

注意点

むろん、ひまわりより、これらの security.ini を操作することは出来ないようになっています。

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