Windows と、言えば、グラフィカルに、マウスで、ボタンを押したり、リストから必要なものを選んだり・・・という、マウス操作が基本ですね。これまで見てきたのは、全てマウスを使わない操作ばかりでしたが、これから、より、Windowsらしいソフトを作っていきましょう!
私たち人間は、誉められたり、他人から好かれたりすると、嬉しくなったり、気持ちよくなったりしますよね。そこで、これから、ボタンを押すと、そういう気持ちになるソフトを作りましょう。
ひまわりなら、ボタンを作るのも、簡単です。
1.ボタンの作り方
なんと、これだけ!
適当ボタンを、作る。
他のプログラム開発環境ですと、ボタン1個作るだけでも、何十行ものプログラムを書かなくてはならないのですが、さすがひまわり!
たった1行でOKです。
2.ボタンのテキストを変えてみる。
「押して」というラベルを持ったボタンを作りたいとします。
そんなときは、と、ボタンの名前を、『(ボタンのテキスト)ボタン』、即ち、『●●ボタン』と言う名前にします。
押してボタンを、作る。
さて、ボタンのテキストを、途中で「押して!」に変えたいときは、上のように、『その、テキストは、「●●」。』と、書けば良いのです。
適当ボタンを、作る。
その、テキストは、「押して!」。
これで、ボタンのテキストが、「押して!」に、なったはずです。
当然ですが、もし、この、「押して!」の部分を、「太郎君」ですとか、「マリリン」に、変更すれば、その通りになります。
どうでしょうか?!意味不明ですね(^v^;。
Aボタンを、作る。
その、テキストは、「マリリン」。
2行目の、「その」の部分を、「Aボタン」と、書いてもうまく動作します。
ただ、何度も、Aボタンと書くのは、面倒ですので、「Aボタン」を、「その」で、代用しているわけです。
(↑1つ上と全く同じ意味)
Aボタンを、作る。
Aボタンの、テキストは、「マリリン」。
3.ボタンを押したときの動作を設定する。
これで、ボタンをクリックすると、メッセージが表示されます。
Aボタンを、作る。
その、テキストは、「押して!」。
その、イベントは、(「あなたは素敵な人です。」と、言う。)
待機。{←イベント待ち}
ボタン1の、テキストやら、イベントやら、これらの設定項目を、設定することにより、ボタンの外観や押した時の動作を、変更設定することが出来ます。
また、上のサンプル中に「待機」という命令がありますが、もし、この待機を、書いておかないと、実行してすぐメッセージを表して、終了してしまいます。
これは、プログラムを走らせると、どんどん、プログラムの上から下へと、実行してしまうからです。ボタン1を、作成した時点で、「待機」しておけば、ユーザーが何か行動を起こすまで、待機を書いた場所で、ずっと「待機」し続けます。
3-2.ボタンを押したときの動作を設定する、その2。
これで、ボタンをクリックすると、メッセージが表示されて、プログラムが終了します。
Aボタンを、作る。
その、テキストは、「押して!」。
その、イベントは、ボタン1のイベント。
待機。
*ボタン1のイベント
「あなたは素敵な人です。」と、言う。
おわり。
上(3-2)のように、イベントの動作のかわりに、ラベル名を書いておくと、ボタンを押したときに、そのラベルへジャンプします。これで、長い長いプログラムを書いたときも安心ですね。
4.気持ちよくなるボタン
Aボタンを、作る。
その、テキストは、「押して!」
その、イベントは、ボタン1のイベント。
待機。
*ボタン1のイベント
3の、乱数。’0〜2の適当な数を、それに得る。
もし、それが、0ならば、「私、あなたに、惚れました。」と、言う。
もし、それが、1ならば、「とにかく、あなたは、カッコいい!」と、言う。
もし、それが、2ならば、「優しいし、強いし、好奇心旺盛だし、あなたってスゴイ!」と、言う。
さて、「Aボタンを、作る。」という書き方ですが、「Aボタンを、ボタンとして、作成。」と、書いても同じ意味になります。
この場合、名前の最後に、「ボタン」がついてなくてもOKです。よって、「ウナギを、ボタンとして、作成。」と、書いてもOKです。
5.ボタンの位置を変える
作成時に、ボタンの表示位置を変えるには、座標位置を、(X,Y)の形で指定して、
と、書きます。
(X,Y)に、ボタン名前を、ボタンとして、作成。
実際に書いてみると、以下のような感じです。
(100,100)に、テストボタンを、ボタンとして、作成。
また、日本語っぽく
なんて、書き方も出来ます。
ボタン1を、ボタンとして、作成。
(ボタン1の、右側)に、ボタン2を、ボタンとして、作成。
6.「作る」命令について
もし、「終了ボタン」とか、「スタートボタン」とか、名前の最後に、ボタンという単語を入れると、ボタンとして、オブジェクトを作成します。
ボタンだけでなく他にも、『食べ物メモを、作る。』と書けば、食べ物メモという名前の、メモ部品を、作成します。
と、作成に比べて、引数も少なく、覚えやすいかと思います。
適当エディタを、作る。
終了ボタンを、作る。
その、イベントは、おわり。
→設定項目や詳しい部品の種類は、こちら
→「それ」「その」などの代名詞についての説明は、こちら